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禁煙外来

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喫煙と禁煙の相克

喫煙により寿命が7年短くなり、病気を患う期間が5年長くなります。結局、健康寿命(健康で過ごせる寿命)が10年短くなります。喫煙は肺気腫・慢性気管支炎の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の直接的な原因のみならず、肺がん、喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、膀胱がん、腎盂・尿管がん、膵がんなど多くのがんの危険因子であり、気管支喘息、狭心症、心筋梗塞(3倍に)、高血圧、動脈硬化(上段の動画は、喫煙により人体の中心を貫く大動脈が動脈硬化に陥り、黄色いコレステロールにより閉塞する様子を表現したオーストラリア政府製作によるテレビCMです)、閉塞性動脈硬化症、認知症、うつ病(2倍に。タバコでストレス発散はできません。むしろ溜まります。)、脳血栓、脳塞栓、脳動脈瘤、クモ膜下出血(3~4倍に)(下段の動画は、喫煙により脳出血を発症する様子を表現したオーストラリア政府製作によるテレビCMです)、老年期認知症、弱視、黄斑変性、胃潰瘍、骨粗鬆症、早期閉経、不妊症、流産、早産、乳幼児突然死症候群、インフルエンザ、肺結核、中耳炎、歯周病、糖尿病(2倍に)、勃起不全、精子減少症、掌蹠膿疱症、肌荒れ、シミなどの発症因子、悪化因子(喫煙者特有の顔貌をスモーカーズフェイスといいますが、下記画像はイギリスBBCの記事からの引用です。双子の一方が喫煙した場合、その顔貌が如何に違ったものになるかを示しています)となることが分っています。ちなみに、声もスモーカーズボイスといってしわがれただみ声になります。

何よりも問題なのは受動喫煙により愛する家族、妻(愛情が冷めた妻であっても)や子供の肺を真っ黒にさせ、タバコの害を周囲にまき散らすことです。下図の左から2番目の肺の写真をご覧ください。たとえ自身が喫煙者でなくとも配偶者が喫煙者だとあれくらい肺にススやタールが沈着します。喫煙している方のほとんどがその事実を知り、半数以上の方が禁煙したいと思っているにもかかわらず、止められないでいます。それはタバコに含まれるニコチンに依存性があるからです。図のようにニコチンの依存性は覚せい剤とまったく同じ薬理作用によるものです。タバコを止められないこと=ニコチン依存症は、覚せい剤中毒とまったく同じ仕組みです。
タバコを止められないでいる方、とくに既に大量かつ長期間吸い続けている方ほど、「今更禁煙しても、どうせ手遅れだろうから禁煙しない。」といった理屈を持ち出します。下図(「いい禁煙」ノバルディス社ホームページより)は、禁煙のメリット、禁煙による体の変化を示しています。

禁煙のメリット

このような体の変化は、むしろ大量かつ長期間喫煙している人ほど強く自覚します。当たり前ですが、喫煙量が多く、喫煙期間の長い人ほど体に悪影響が及んでいますから、むしろそういった人ほど、禁煙によるメリット、体調の快復を実感しやすいのです。

この依存症を克服するため、禁煙補助薬による治療が、2006年4月より健康保険の適応となりました。治療は一定の条件(1、ニコチン依存症であること、2、1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上、3、直ちに禁煙することを希望していること、など)を満たした方ならどなたでも受けることができます。通院期間と費用(健康保険の自己負担額が3割の場合)は、禁煙補助薬としてニコチンパッチ(商品名ニコチネルTTS)を貼付した場合は10週間で約12,000円(1ヶ月あたり約4,000円)、バレニクリン(商品名チャンピックス)の内服の場合は12週間で約19,000円(1ヶ月あたり6,000円、両剤とも持病の有無、種類、当院通院の有無により多少増減します)です。詳細はこちらをご参照ください。

ほとんどの喫煙者が毎月タバコ代に1万円以上つぎ込んでいますから、禁煙外来を受診するとむしろお金が貯まることになります。下図は1日1箱400円のタバコを吸うと仮定してどのくらいお金が節約できるかを計算した図です(ファイザーホームページより)。既に20年の喫煙歴のある方は、300万円近いお金をつぎ込んでいるのです。300万円使って挙句の果てに体はボロボロ。これからもこの生活を続け、JTにお金を貢ぎ続けていくつもりでしょうか。タバコを止めたいと思っている方は是非挑戦してください。

統計によれば、禁煙補助薬を使わなかった場合、禁煙1年後の禁煙率が8%程度なのに対し、薬局でニコチン製剤を自分で購入し使用した場合が20%、禁煙外来に通って禁煙した場合が30~35%、さらに加えて心理指導を受けた場合が50~55%になっています。よって当院ではニコチン依存症について十分理解を深めていただくように、初診時、ニコチン依存症スクリーニングテスト、ニコチン依存症についての説明などに時間を多く割いています。そのため、初回診療は毎週月曜日、火曜日、木曜日、金曜日の午後の診療のみで行っており、必ず予約が必要です。2回目以降は曜日、時間の制限はありません。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)について

上述のようにタバコはさまざまな病気を引き起こしますが、今最も危惧されているのが慢性閉塞性肺疾患(略してCOPD)の急増です。これは以前「肺気腫」「慢性気管支炎」と呼ばれていたものの総称で、喫煙により肺や気管支がボロボロに痛んでしまった状態です。慢性的な咳や痰、労作時の呼吸苦(階段や坂道を上がったりするとき、息苦しくて同年輩の人についていけない)、一度風邪を引くとなかなか咳が止まらないなどの症状が現れます。現れたときは相当進行していると考えてください。写真はタバコによる肺の変化を示しています。亡くなられ病理解剖された方の本物の肺です。喫煙本数と期間が増すに従い肺がススやタールで真っ黒になっていくのがよく解ります。恐ろしいことにたとえ自身がタバコを吸わなくとも配偶者が喫煙者である場合、副流煙による間接喫煙のためやはりススやタールが沈着しています。

喫煙者におこる肺の変化の肺割面付き

すすけて真っ黒になった肺や気管支はもう元には戻りません!さらに肺は年齢とともに年々老化していくためいくら禁煙しても徐々に肺の機能は低下していきます。そのため最後に酸素吸入が必要になります。酸素吸入で何とかなっているうちはまだましです。酸素を吸って二酸化炭素を吐くのが呼吸です。足りない酸素は酸素吸入で補えても、吐けない二酸化炭素を抜き出す方法はありません。ですから、最後は二酸化炭素中毒になるわけです。もちろん禁煙により肺機能が低下するスピードを遅らせることは可能です。
呼吸ができないことほど辛いことはありません。痛みのひどい病気はモルヒネを使えばなんとでもなります。しかし息苦しいのを治す薬はありません。鼻と口を閉じて限界まで息止めをしてみてください。その苦しさが死ぬまで毎日朝から晩まで続くのです。COPDの最期は生き地獄です。COPDは医者の私が最もなりたくない病気なのです。
COPDが怖いのは、1、多少症状を和らげる薬はあるが根本療法がないこと、2、加齢が加わるためたとえ禁煙しても病気が進行していくこと、3、タバコを吸わなければ発病せず、禁煙すれば改善することを患者が理解していても、ニコチン依存症になっているため、喫煙し続けることが多いことです。
COPDは予防しかないのです。慢性の咳・痰があり、労作時呼吸苦を自覚する方、お願いですから今すぐ禁煙してください。
喫煙率の高い日本では、10%近い有病率ではないか推測されています。40歳以上で10年以上の喫煙歴がある場合、COPDに罹患している可能性があります。上述のごとく自覚症状が出ている方は、既にかなり進行している状態です。早期発見するためにはスパイロメトリー(肺機能検査)が必須です。当院では禁煙外来を希望し来院された方で、上記の条件に該当する場合は必ずスパイロメトリーの検査を受けていただきます。

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